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【情報解禁】2025年1月「フェリックス・ガタリ入門講座」開講

来年、1月9日(木)より全4回にわたり、新講座「フェリックス・ガタリ入門講座」を開講することになりました!

フェリックス・ガタリ(Félix Guattari 1930-1992)は、現代フランスの哲学者ジル・ドゥルーズと共に『アンチ・オイディプス』や『千のプラトー』を世に問い、精神分析家ジャック・ラカンの下に学び、ジャン・ウリと共に制度精神療法をラ・ボルド病院で実践、政治や芸術についての独自の思考を展開した思想家であり活動家です。ガタリの思想は、混迷を極める現代において、近年、再評価されつつあります。個人的にも、従来とは異なる精神医療のあり方、病院と患者・市民との関係を考える上で、とても有益なアイデアや概念がガタリの思想には見出されると考えています。

今回、講師をお願いしたのは、『ジル・ドゥルーズ:超越論的経験論の生成と構造』(人文書院)を皮切りに、先日、『フェリックス・ガタリの哲学:スキゾ分析の再生』(人文書院)を刊行し、ドゥルーズ+ガタリ研究の最先端で活躍する山森裕毅(やまもりゆうき)さんです。

山森裕毅(やまもりゆうき)

兵庫県出身。大阪大学人間科学研究科を修了。2012年に博士号(人間科学)を取得。精神科グループホームでの非常勤勤務や精神疾患・精神障害当事者の自助活動などにかかわりながら、メンタルヘルスと哲学(主にフランス現代思想)の関係について研究と実践を行ってきた。現在は横浜にて哲学と対話を学ぶ私塾「滴塾 第二学舎」を運営しつつ、大阪大学COデザインセンターにて招へい教員/非常勤講師として教育・研究活動に従事。著書に『ジル・ドゥルーズの哲学』と『フェリックス・ガタリの哲学』(ともに人文書院より刊行)。

山森さんは、哲学研究者でありながら、神奈川県で「滴塾 第二学舎」という哲学を軸にした私塾を主宰されており、また、様々なところで哲学対話を行うなどの哲学プラクティスを実践されている方です。滴塾の活動、山森さんの経歴の詳細についてはこちらです。

滴塾 第二学舎

山森祐毅

今回は、複雑で難解であるガタリの思想と活動を、基本的なところから分かりやすく解説していただくべく、山森さんに講座の担当をお願いいたしました。山森さんからのコメントです。

山森講師よりコメント

フェリックス・ガタリといえば、世界的に著名な哲学者ジル・ドゥルーズとの連名で知られている人物です。2024年は日本でガタリに関連する本が多く出版され(私も出版した一人です)、彼独自の思想への注目が高まっています。とはいえ、彼の著作が超難解で読者を寄せ付けないのもまた事実です。今回の講座では、ガタリがどんなことを考えていたのかをできるかぎりシンプルに、また参加者の身近な事柄と関連させながら紹介していきます。その著作にどんなに難しいことが書かれていたとしても、ガタリが考えていたのは私たち自身が今どう生きているのかこれからどう生きていくのかについてだということを少しでも伝えられればと思います。

今回の講座は、フェリックス・ガタリ独自の思想を学びたい方、新たな精神療法の可能性について考えたい方、哲学や思想を私たちの生き方とともに考えたい方におすすめの講座です。

ぜひ皆様、お気軽にご参加ください!

講座の詳細・お申し込みについては、ソトのガクエンのホームページ、もしくはPeatixをご覧ください。

ソトのガクエンホームページ:https://www.dehors-org.com/cours_guattari

Peatix:https://peatix.com/event/4204562

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