告知,  大学院進学情報&原書ゼミ

【NEW】大学院進学情報&原書ゼミが新設されます。

みなさま、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。

哲学に関心を持ち、いろいろな本を読み、いろいろな哲学や思想について知識を得ると、もっと本格的に勉強したい、自分で哲学的な問題に取り組みたい、哲学や思想を用いて社会をより良いものとしたいという思いが沸々を湧き上がってくるのはとても自然なことです。その場合、ひとつの選択肢として、大学院に進んでもっと勉強し、修士論文や博士論文を書いて、自分の研究を世に著すという選択があります。

しかし、とりわけ社会人の方々にとって、どの大学を目指せばいいのか、どの分野で研究をすべきなのか、どのように大学院進学への準備を進めればよいのかといった情報にアクセスする機会は多くありません。ソトのガクエンではこれまで、大学院進学を希望する学生の方に、大学院の選び方や勉強の仕方、さらには研究計画書の書き方についてのアドバイスを行い、さらには、入試対策として外国語文献を読むゼミを行うなどのお手伝いを行ってきました。昨年参加されていた学部生のお二人は、2023年度より大学院に進み、研究をされています。ちなみに、ソトのガクエン内でも、お二人が大学に提出された卒業論文についての発表会を実施しました。当日の模様はYouTubeでご覧いただけます。→

また、社会人の方で、大学院進学を希望されている方からの個別のお問い合わせがあった場合には、哲学思考ゼミ内で情報交換を行うなどの対応をしてきました。

この度、そのように大学院進学を目指しているけれども、大学院について、進学について、進学後の研究や生活についての情報になかなかアクセスが困難な方を対象とした、大学院進学情報&原書ゼミを新たに開設することになりました。そもそも大学院がどのような場所なのか、入試に向けてどのように情報を集めるのか、どのように勉強をすれば良いのか、進学後の研究方法などの重要な情報をお伝えするとともに、大学院進学者との情報交換を行います。

また、大学院入試に必要な英語やフランス語対策として、参加者の方のリクエストに応じたテキストを原書で読むゼミも行います。現在、参加予定をされている方のリクエストにより、2月からは、カメルーン出身のアフリカ哲学・社会理論を専門とするアシル・ムベンベ(Achille Mbembe)のテキスト “The Aesthetics of Vulgarity,” in On the Postcolony, University of California Press, 2001, pp. 102-141.を英語で読んでいきます。初回は2月9日(金)22時からを予定しています。アフリカ哲学や植民地問題に関心をお持ちの方、英語で文章を読む力を身につけたい方などのご参加も大歓迎です。※テキストはこちらでご用意いたします。

On the Postocolony(University of California Press, 2001)

*アシル・ムベンベの経歴や研究についての記事はこちらから読めます。

大学院進学情報&原書ゼミには、哲学思考ゼミにお申し込みいただくことでご参加いただけます。哲学思考ゼミでは他に、基礎ゼミ、古典ゼミ、シネマ読書会、表現スキル思考ゼミ、自主勉強会などを開設しており、いずれのゼミにもご自由にご参加いただけます。また、専用Discord内では、哲学・思想に関心を持った仲間との交流もしていただけます。参加ご希望の方は、ぜひホームページをご覧ください。

*哲学思考ゼミの詳細はこちら→https://www.dehors-org.com/seminar

みなさまのご参加を、メンバー一同お待ちしております。

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