告知,  哲学思考ゼミ

2月から哲学思考ゼミのテキストが替わります。

みなさん、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。

大学のゼミや読書会形式で哲学書を読む「哲学思考ゼミ」のテキストが、2月から替わります。

基礎ゼミ(毎週火曜日22時〜23時半)は、野矢茂樹『言語哲学がはじまる』(岩波新書)、古典ゼミ(毎週土曜日22時〜23時半)は、ルソー『社会契約論』(光文社古典新訳文庫)を読みます。

「語の意味とは何なのか」「語は何を指示しているのか」「なぜ言語と世界は対応するのか」etc… 哲学は常に「言語」の問いと切り離せません。野矢茂樹『言語哲学がはじまる』(岩波新書)は、とりわけ20世紀の言語哲学で問題となるトピックが明快な語り口で論じられています。現代哲学や言語哲学へ入門するはじめの一冊にふさわしい本ではないでしょうか。基礎ゼミでは、担当者がレジュメを作ってきて、それをもとに参加者の皆さんと一緒に議論しながら理解を深めていきます。テキストの内容理解に加え、レジュメ作成やプレゼンテーションの能力を身につけましょう。 


哲学思考ゼミでは先月まで『公共哲学入門』(NHK出版)を読んできました。社会の中で哲学がどのような役割を果たすのかを考えること、あるいは、哲学という観点から、政治や法律、行政やジェンダーといった社会的な課題や問題にアプローチすることは、現代において何より必要とされていることだと言えます。今回は、民主主義や議会制の根幹となる議論が展開された古典である、ルソーの『社会契約論』を読み、私たちの社会構造を基礎的な部分から考えていきましょう。今回は、入手しやすさなどを重視し(またルソー全集でしか読めなかった「ジュネーヴ草稿」も入っているということで)光文社古典新訳文庫版をテキストに選定しましたが、従来の岩波文庫版も見比べながら、じっくり読み進めていきましょう。古典ゼミでは、一文ずつ音読し、内容を吟味する形で進めます。 


哲学思考ゼミでは、基礎ゼミ・古典ゼミのほか、シネマ読書会(現在、ドゥルーズ『シネマ1*運動イメージ』の第9章「行動イメージー大形式」を読んでいます)、積読解消会(現在、ナンシー・フレイザー『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』(ちくま新書)を読んでいます)、自主勉強会が実施されています。

登録料なし、月額1万円で、どのゼミにもご自由にご参加いただけます。これまでのゼミの様子はアーカイブにてご覧いただけます。詳細、お申し込みについては、ホームページをご覧ください。

皆さんのご参加、いつでもお待ちしております。

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